バスク地方の食の都 サン・セバスチャン San Sebastian は、カンタブリア海に面する港町でもあります。美食のメッカである街の名を冠したこのレシピ、魚好きの日本人もきっと納得するシンプル&ベストともいえる焼魚です。ちなみにサン・セバスチャンは、バスク語ではDonostiaと呼ばれています。サン・セバスチャンもこのレシピもおおつきちひろさんのレシピで知りました。
鯛の鱗・わた・血合いを取り除き、流水で洗い、水分を良く拭き取っておく。表面と内部に塩を振り、180℃に余熱したオーブンで表面がこんがりするまで焼く(約20~30分)。フライパンにオリーブオイル、スライスしたニンニク、鷹の爪を入れ、火にかける。ニンニクがキツネ色になるぐらいまで熱したらレモン汁を絞り入れる。焼き上がった魚の身をほぐし中骨を取って、熱々のオイルをジャッとかける。粒塩とイタリアンパセリのみじん切りを振ってどうぞ。切り身でも悪くはないが、ここはぜひ丸モノを奮発して大きな皿でどかんといきたいところです。魚は鯛でなくても、鯵や平目などでも十分おいしいです。レモン汁の代わりにシェリービネガーを使うと香り高い酸味が効いたちょっと大人っぽい味わいになるね。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.59
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