あけましておめでとうございます。
元日恒例のおせち料理からの一皿。《黒豆》、《博多じめ》、《からしレンコン》、《ゆず大根》、《田作り》と続いて今年はこれがないと正月が始まらないという、おせち定番中の定番の伊達巻。内側に巻いた方の焼き色が今ひとつでしたが、手づくりするだけの価値ある旨さ。有本葉子さんのレシピを参考に。
オーブンを200℃に熱しておく。卵5個、ぶつ切りにした甘鯛(または鯛)の切り身120g、だし1/2カップ、砂糖大4、みりん大2と1/2、醤油小1、塩ひとつまみをミキサーで泡立つまで攪拌する。同時に正方形の卵焼き器(または耐熱容器)に油を入れ熱して、側面まで油を馴染ませてから余分な油を捨てる。泡立った状態の卵を流し入れ、オーブンに入れ200℃で10分、温度を180℃に下げて15~20分焼く。焼き上がったらすぐに鬼すだれを容器に被せひっくり返す。裏側にきれいに焼き目がついてかつすっとはがれるようにするには事前の加熱が大切。すだれの竹目にそって2cm間隔で包丁で切れ目を入れる。鬼すだれの両側を持ち左右に交互に寄せるようにしながら寄せてゆき、どちらかを内側にまき巻き込んで円筒状にして輪ゴムで止めてバットに立てて一晩置く。鬼すだれををはずして8等分にカットする。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.516
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明けましておめでとうございます。さて、コメント欄での新年の挨拶はこれで何回目でしょう?
伊達巻って、卵焼きと蒲鉾の中間のような食べ物だったのですね。あまり家族が好きでないので、ほとんど食べた経験がありません。ずっと甘い卵焼きの変形だと思っていました。きれいな波型になっていて素敵ですね。
どうぞ、今年もよろしくお願いします。
投稿情報: ユッキー | 2018/01/02 23:22
ユッキーさん、あけましておめでとうございます。そして毎年コメントをいただき感謝いたしております。
確かに市販の伊達巻はスポンジみたいで触手が伸びませんね。手づくりするのはさほど難しくはないのですが、上下とも上手い具合に焼くには、使う耐熱容器とオーブンの癖を知っておく必要があります。また、この形にするには、巻きすだれが要るというところもやや面倒なところです。
これからは、手づくりおせちというのも、もはや季節の食生活の一幕というよりは、暇な個人の趣味の世界で細々と存続するだけの存在になってゆくのでしょう。チキテオはそれに棹を差して果たしてどこに行くのでしょうか?などと考える今日この頃。
本年もこちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
投稿情報: t/o | 2018/01/06 18:36