ベルギー人のムール貝好きは有名で、なかでも北海産のムール貝を白ワイン蒸しにしたのが名物料理だそうです。とはいっても普通のワイン蒸しにタマネギとセロリを加えるだけなのですが、この2種類の香味野菜が侮れません。ムール貝を食べる途中の箸休め的存在として、また、そのスープの優しい旨みの素として大いに貢献します。
ムール貝をしばらく塩水に浸し、中から出ているヒゲのようなものを取り除き、表面についている藻なども掃除しておく。鍋に潰したニンニク、一口大にカットしたタマネギとセロリを入れ、オリーブオイルで炒める。しんなりしたところでムール貝を入れ、白ワインを注ぎアルコールを飛ばす。水を少しばかり加え、蓋をして5分程度蒸らし、ムール貝が開いたら完成。蒸しすぎると身が固くなってしまう。深い器に山盛りにしてイタリアンパセリをかけ、ブラックペペーを上から挽く。旨みが詰まったスープもバゲットを浸したりつけあわせのじゃがいと一緒にどうぞ。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.75
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