日本風にじっくり煮込んだとろっとしたカレーもいいですが、暑い日はこんな挽きたてのスパイスの香りも高き爽やかなインド風カレーが無性に食べたくなります。ジャスミンライスやチャパティやナンなどといっしょにどうぞ。
骨付きの鶏肉(あるいは魚)に塩を振り素揚げする。クミンやコリアンダーやカーダモンのパウダーをまぶして揚げればより香りが楽しめる。七部通り火が通ったらバットに取り出しておく。鍋にオリーブオイルを注ぎ、みじん切りにしたにんにく、しょうが、たまねぎを加え炒める。ブラウンマスタードシード、クミンシードを加え、揚げた鶏肉も加え、さらにコリンダー、アジョワン、カーダモン(以上は種子をホールであるいは挽いて)、フェヌグリーク、クローブ(途中で取り出す)などのスパイスを加え炒める。続いてターメリックと細かいトウガラシの粉を加え、好みの色と辛さを作り上げる。各種スパイスが加わって鶏肉の表面が粉っぽい感じになってきたら、鶏ガラスープ(顆粒でも可。水でもOK)を加える。くつくつと煮えたち始め、味見をすると、最初はバラバラで苦い感じだったスパイスの風味が渾然一体となったまろやかで深い味わいに変貌しつつあるのが分かるはずだ。味のバランスを調整する意味で市販のガラム・マサラやカレー粉なども適宜加える。味の奥行きを増す酸味としてトマト、ヨーグルト、タマリンド、レモン、ライムなどを好みで加える。最後に塩で味を調えて完成だ。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.90
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