前回に続いて魚の丸ものを使った料理を。調味料は塩とオリーブオイルだけという、実にイタリアの田舎を感じさせるシンプルな一皿です。カレイの白身の部分よりもクリスピーに焼き上げられた皮やひれや尻尾の方が好きだったりして。魚からのだしとオイルに浸されながら焼き上げられたポテトの旨さも特筆ものです。「島風」とはシチリアやサルディーニャあたりの料理という意味でしょうか、なんとも旅情がかきたてられる料理ではありませんか。かれいの他に鯛やすずきなどでもOK。プティトマトやニンニクやオリーブなどを加えたヴァージョンもあります。
かれいの丸ものを入手し、鱗、わた、エラを取って、流水で洗い良く水気を拭っておく。じゃがいもは5~7ミリの薄切り。オーブンに入れられる耐熱の容器にオリーブオイルを塗って薄切りにしたじゃがいもを並べ塩を振る。きつ目に塩をしたカレイを乗せ、上からオリーブオイルをかけ廻し表面に馴染ませ、高温(240℃程度)に余熱したオーブンに入れ皮目がパリッとするまで焼き上げる。
Plat du Jour vol.95
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