パテ・ドゥ・カンパーニュやパン・ドゥ・カンパーニュなど、田舎風と命名された一皿、弱いですねー。今回は定番のトルティーリャに、具をたっぷり入れた田舎風スペインオムレツです。油で揚げられたピーマンの風味がいかにも素朴なスペインの味という感じです。
じゃがいもは皮を剥き3~4ミリ程度にスライス。ニンニクをみじん切り、玉ねぎは大きめ目のみじん切り、ピーマン(緑・赤・黄など2~3色)は8cmの角切り、ベーコンは細長く切っておく。フライパンにオリーブオイルをたっぷり注ぎ、じゃがいもを入れ、塩を加え、弱火でゆっくり揚げ煮にする。途中でニンニク、ピーマン、玉ねぎを加える。野菜が柔らかくなったら、オイルだけを取り出して、ベーコンを加え炒め合わせる。ボウルに卵を割り入れ、揚げに煮した野菜を加え、潰しながら混ぜ合わせる。フライパンにじゃがいもを揚げ煮にした際のオリーブオイルを入れ、ボウルの中身を流し入れる。半熟状態になったら木ベラで周囲を中央に折り込むようにして厚みを作っていく。ある程度固まったらフライパンに皿を被せ、フライパンをひっくり返して、オムレツを皿に移す。上下をそのままにしてオムレツを再度フライパンに滑り込ませて反対側を焼く。これを何回か繰り返して5センチ程度の厚みのあるオムレツに仕上げる。中が固まって表面がややキツネ色になったら完成。やや冷めたぐらいが味がはっきりして美味しい。柔らかいうちにオムレツの周囲を木ベラで中央に寄せて厚みを形成するのがミソ。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.108
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