ムレットとは玉ネギやベーコンといっしょに赤ワインで煮込んだブルゴーニュの料理のことだそうです。いわゆるCoq au vin コッコーヴァンと同じなのですが、本来のコッコーヴァンは文字通り雄鶏を赤ワインでマリネしてから煮込み、雄鳥特有の硬い肉がじっくり煮込まれた味わいを楽しむのだとか。ちなみにPoulet プーレは雌の若鶏(あるいは鶏全般)のことを指します。
鶏の骨付きもも肉を半分か1/3にカットする。フライパンにバターを入れ弱火でさいの目に切ったベーコン(味の濃い手作りがベスト)を炒める。小玉ねぎを加え色づく程度に炒める。ベーコンと小玉ねぎを鍋に移す。同じフライパンにオリーブイルを追加し、塩をした鶏を皮目から入れて全体がキツネ色になるまでソテーする。鶏を鍋に移しニンニクのみじん切りを加え、全体を炒め合わせ、別に暖めておいた赤ワインを鶏の半分程度の量加える。フライパンには鶏の旨みがこびりついているので、余分な油を捨てて赤ワインを注ぎ、木ベラでこそげ落とすようにして(déglacerデグラッセ)鍋に加える。ブーケガルニを加え約30分ほど煮込み、マッシュルームを加えさらに5分ほど煮て塩・胡椒で味を調える。最後にブール・マニエ(同量の小麦粉をまぶしたバター)を加えソースにとろみをつける。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.211
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