コシードはスペインのカスティーリャ地方の煮込み料理。スペインの煮込み料理は、ユダヤ料理のアダフィナAdafinaという豆料理に肉を加えたオジャ・ポドリーダOlla podridaという料理に源流があるとのこと。豚肉を入れたのはイスラムとユダヤに対してキリスト教を誇示するためだったといわれています。何気ない一皿にも今につながる歴史が潜んでいる訳です。スープと具を別々に楽しむのが一般的ですが、今回は水分を飛ばしたパプリカ風味の一皿です。
ひよこ豆を一晩水で戻し、やや硬めに茹でる。豚バラ塊肉を2~3日塩漬けにした後、適度に塩抜きしておく。ニンジン、じゃがいもは大きくカットする。鍋に水を張り5cm角にカットした豚バラ肉、ローリエを入れ1時間~1.5時間ほど煮る。骨付き鶏肉を加え30分ばかり煮込む。その後チョリソ、ニンジン、ひよこ豆(煮汁も適度に加える)、パプリカ(辛いのが好みの場合はカイエンヌペパーも)を加え煮込む。最後にじゃがいもを加え、塩・ブラックパパーで味を整え、じゃがいもが柔らかなったら完成。
Plat du Jour vol.284
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