これが単なるじゃがいもか?とユニークなその名も納得の目から鱗の一皿。たぶん肉や魚などが容易に手に入らないスペインのどこかの地域のどこかの時代に作り上げられた料理なのでしょう。卵をつけたじゃがいもを油でこんがり揚げ、スープを加えた後にオーブンで焼いて香ばしさを皿全体に行き渡らせる。日本の精進料理にも相通じる発想にただただ感服するしかありません。おおつきちひろさんの『スペイン 温もりの食卓』のレシピより。
じゃがいも(中3個分)を7ミリ厚さにカットして塩を振る。小麦粉をまぶして溶き卵をくぐらせて油で揚げる。フライパンにオリーブオイルを注ぎみじん切りのタマネギ(1/2個)を炒める。色づいたら小麦粉を振り、白ワイン(1/2カップ)、スープ(顆粒スープを少々お湯に溶かした1カップ)を加えとろっとするまで煮詰める。揚げたじゃがいもを耐熱皿に並べスープをかけ、200℃のオーブンで約20分焼く。
Plat du Jour vol.338
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