カラブリア州はイタリア半島の長靴のつま先の部分に位置します。カラブリアといえば、イタリアでは珍しく、唐辛子を使った辛い料理で有名です。何故、カラブリアでは辛い料理が食べられるようになったのかは諸説あるようです。いわく、唐辛子の原産の南米と同じような気候だから、貧しかった庶民が入手した安い食材を長期間保存して食べられるように工夫したことに由来する、などなど。今回はイタリア版の豚の姜焼きとでもいうべき楽うまの一皿です。パンツェッタ貴久子さんのレシピから。
フェンネルシードと赤唐辛子をミキサー等で粉末状にする。ミキサーがない場合は包丁やはさみなどを使ってできるだけ細かくカットする。バットに豚の薄切り肉(生姜焼き用のロースや肩ロース)を並べ、両面に塩、フェンネルシード、赤唐辛子をまぶす。1時間ばかり馴染ませる。スキレット(またはフライパン)を熱して少量のオリーブオイルを注ぎ、肉を焼く。粉末を残しておいて最後に上からかけると更に風味が増す。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.346
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