ベッカフィーコとはイチジク(フィーコ)だけを食べるシチリアのグルメな鳥のことだそうです。焼き上がりの尻尾がちょっと跳ねているような姿がベッカフィーコに似ているから、あるいは、貴族の口にしか入らなかった美味なベッカフィーコをいわしとパン粉で再現した庶民料理、など名前の由来は諸説あるようです(イタリア料理翻訳三昧から)。カリッと香ばしく焼かれた端っことサクっとした歯ざわり詰め物の食感コンビが絶品です。
いわしの頭を落として、内臓を取り除き、身と背骨の間に指を滑らせるようにして手開きする。尻尾は残しながら背骨をはさみでカットする。フライパンにオリーブオイルを注ぎ、ニンニクのみじん切りを入れ、火にかける。少し色づくくらいになったら、パン粉、戻したレーズン、松の実を加え炒める。イタリアンパセリのみじん切りを加え、塩・ブラックペパーで味を調える。開いたいわしに塩・ブラックパパーをし、背の方にオリーブオイルを少々塗り、バットにパン粉を広げ、いわしの背を下にしてパン粉を押し付ける。詰め物を乗せ、背のほうに丸めて楊枝で留める。いわしを耐熱皿に並べ、230℃に予熱してオーブンで表面がカリッとするまで焼く。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.384
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