甘さ控えめのアーモンド入りクリスピー食感田作りは、酒肴にぴったりの一皿。あっという間に完売です。ところで田作りは黒豆、数の子、たたきごぼうなどと並ぶ、おせちを代表する「祝い肴」のひとつなのだそうです。「田作り」という呼び名は、その昔、米作りの際の肥料として片口いわしが使われていたことに由来し、別称のごまめも同様に「五万米」からきているということ。稲作の際の肥料を使い、新たな年を祝う祝膳の代表的な料理とする発想は、稲作の国日本の記憶の継承を感じさせるとともに、クロード・レヴィストロースのいう『野生の思考』を思わせます。
ごまめ(小さめの煮干)をフライパンで乾煎りする。アーモンドスライスも同じく乾煎りする。分量はごまめ1カップに対して。フライパンに、酒大3、みりん大2、砂糖大1、醤油大1を入れ半量に煮詰める。ごまめとアーモンドを加え、全体をかき混ぜるように絡めてバットに広げて冷ます。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.430
copyrights (c) 2017 tokyo culture addiction all rights reserved. 無断転載禁止。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。