アンダルシアの都市コルドバが発祥といわれるロールカツです。チーズ、生ハムなどが入るのがスペイン的な一皿で、スペインで広く食べられているそうな。フラメンキンというちょっと変わった名前の由来は諸説あるようですが、そのなかでも気に入っているのが以下の由来(ここから)。なんだか眉唾な気もしなくはないですが、スぺインの歴史を垣間見させてくれる楽しい物語です。
フラメンキンの文字通りの意味はlittle flemish ということで、小さなフラマン人、つまりベルギーのフランドル(フランダース)地方の人を意味するのだそうです。16世紀に神聖ローマ帝国皇帝でかつスペイン王となったカルロス1世(カール5世)は、フランドル地方の出身で、スペイン入国の際に帯同したフラマン人たちの金髪の色に、この黄金色のロールカツが似ていることから、そう名づけられたというもの。スペイン人は黒髪だから、ゲルマン人の金髪碧眼が珍しかったのでしょうね。
牛ランプ肉を叩いてごく薄く延ばし、塩胡椒をして、生ハムと薄切りにしたグリュイエール(もちろんスペインの溶けるケソでもいいよ)を乗せて、端からロール状に巻いてゆく。小麦粉をはたき、溶き卵をくぐらせ、細かいパン粉つける。両端を楊枝で留めてもよい。オリーブオイルで揚げる。豚肉を使ったり、茹で卵やベーコンやソーセージを入れるレシピもあるね。
copyrights (c) 2020 tokyo culture addiction all rights reserved. 無断転載禁止
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。