トルコ風のイワシの詰め物焼きです。ハムシとはカタクチイワシのこと。ハムシ・クシュとは「カタクチイワシの小鳥」という意味で、カタクチイワシはトルコでは黒海沿岸の冬の名物なのだそうです。焼き上がったいわしを鳥に例えるのはベッカフィーコと同じだね。
刺身、マリネ、天ぷら、フリット、手づくりアンチョビの原料など、カタクチイワシはいろいろ楽しめてチキテオは大好きなのですが、日本のスーパーでは最近とんと見かけなくて残念です。何故かな?一匹一匹手開きする手間の割には豪華感が薄いから?旨いんだけどなー。
今回の詰め物にはサラーム海上さんの『人とつながる中東料理』のレシピにあったようにクルミを加えました。魚とナッツという組み合わせが新鮮です。イワシの端っこがややカリッとなるぐらいに焼くと、香ばしさが増幅されて旨い。
小型の真いわしで代用。いわしは手開きして流水で洗って、水けを良く拭き取って、塩を振ってしばらくおく。タマネギを摺り下ろし、水分を絞る。くるみはフライパンでから煎りして細かく砕く。ボウルに摺り下ろしたタマネギ、くるみ、ニンニクの摺り下ろしを入れ、塩・ブラックペパー・オリーブオイルを加え、混ぜ合わせ詰め物を作る。いわしの水分を拭いて、内側に詰め物を乗せ、もう一尾のいわしを上から乗せて軽く押さえて両面にオリーブオイルを塗る。220℃のオーブンでややカリッとするぐらいに焼く。スマックの代わりにゆかりを振ってみた。
Bon appetit !
copyrights (c) 2020 tokyo culture addiction all rights reserved. 無断転載禁止
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。