今回はポン・ジュノ監督のアカデミー賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』に登場する一皿。「チャパグリ」は韓国のインスタントラーメンの「チャパゲッティ」と「ノグリ」を一緒につくることから、そう呼ばれているのだそうです。映画のなかでは、それを所望する、高台の豪邸に住む若奥様はジャージャー麵と呼んでいました。
このチャパグリ、もともと軍隊メシが始まりだったらしい(詳しくはこちら)。とっさに浅間山荘事件における日清カップヌードルを思い出しました。
つくり方はいたって簡単。2つのインスタントラーメンを韓国食材店などで入手して、一緒に茹でてソースなどを絡めるだけ。映画で登場するのは、厚切り牛肉が入った豪華バージョンでしたが、チキテオはソーセージとターサイ(搨菜)を加えた、どちらかとういうと坂下庶民向け&ヘルシーバージョンで。近くの韓国食材店「済州食品」のおばちゃん曰く、「本来は、なんにも入れないの。十分、旨いわよ」
Bon appetit !
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