日本が誇るパスタレシピの傑作と断言いたしましょう。「キャンティ」は言わずと知れた飯倉にある数々の伝説に彩られたイタリア料理の老舗。スパゲッティといえばナポリタンしかなかった時代、この一皿に衝撃を受けた人は少なくありません。ジェノベーゼに比べあっさりとしており、ハーブの爽やかさが際立ったペペロンチーノのハーブ版とでもいうようなシンプルで完成度の高い一皿です。生のバジルが入手可能な今日においても、このレシピは今もこのまま受け継がれているそうです。
フライパンにオリーブオイルを入れバターを加え火にかける。みじん切りのニンニクを加え、香りが出たら、乾燥バジルを加える。スパゲティをアルデンテに茹で、湯をよく切って、フライパンに加え、細かくみじん切りにしたイタリアンパセリ、粗めにみじん切りにしたしそを加え、パスタに絡ませながら混ぜ合わせ、塩で味を調える。好みで卸したパルミジャーノをかけていただく。2人前の見当で、オイル40ml、バター30g、乾燥バジル1g、パセリ20g、しそ10枚とオイルやハーブは結構多めがポイントです。ちなみに「キャンティ」ではオイルはサラダオイル、パセリもフラットリーフではない普通のパセリだそうです。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.53
copyrights (c) 2012 tokyo culture addiction all rights reserved. 無断転載禁止。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。