プロバンス風のピザ、というよりは平たいタルトという感じの一皿です。PissaとはてっきりPizzaから来ているのかと思いきや、ニースの方言でアンチョビを意味するPeis salat(塩漬けの魚)に由来するPissalat(フランスのアンチョビで作ったペースト風の調味料のこと)から来ているのだそうです。ルーツはともかく、じっくり炒めたタマネギの甘さとアンチョビの塩っ気の組み合わせが絶妙なこの一皿、ワインのお供に実に良く合うのだ。
薄力粉150g、塩1.5g、バイキングパウダー3g、砂糖1つまみ(以上3枚分の分量)をボウルに入れ、水100ccを少しづつ加え、混ぜ合わせながら、弾力のある生地になるまで良く捏ねる。薄切りにしたタマネギ(1枚につき1個)をオリーブオイルでじっくり飴色になるまで炒め、塩・ブラックパパーを振る。生地を3等分して麺棒で直径20cm程度の薄い円形に延ばす。生地にオリーブオイルを塗り、炒めたタマネギを広げるように載せ、アンチョビ、ブラックオリーブを乗せ、オレガノやタイムを振って200℃のオーブンで生地がサクッとして周囲がやや焦げるぐらいまで焼く。アンチョビは焼き上がる5分前ぐらいに乗せるようにするとカラカラになりすぎずになお良いね。
Plat du Jour vol.138
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