映画『夜になるまえに』(ジュリアン・シュナーベル監督 2000)は、キューバ革命の裏で起こっていたマイノリティや自由への弾圧を赤裸々に描いた作品。シュナーベルの詩的な映像と現実に基づいたリアリティがうまくバランスした秀作です。詩人レイナルド・アレナスを演じるハビエル・バルデムは相変わらず芸達者。そのアレナスを始め登場人物がよく食べるのがこのハムのコロッケ。キューバやフロリダでは屋台など手軽に食べられるそうです。日本風に呼ぶとハムクリームコロッケだね。
ロースハムやボンレスハムをみじん切りにして、フードプロセッサーでペースト状にする。鍋にバターを溶かしてタマネギのみじん切りを炒める。透きったら小麦粉を加え、やや色づくまで炒める。室温に戻した牛乳をすこしづつ加え、かき混ぜながらホワイトソースを作る。ペースト状にしたハム、ナツメグ、パセリのみじん切り、ドライシェリーを加え、しばらく煮詰める。最後に塩・胡椒で味を整える。粗熱が取れてからバットに広げ、冷蔵庫で1時間ほど冷やし固める。長さ5センチ、直径3センチ程度の俵型に整形して、小麦粉、溶き卵、細かいパン粉をつけて油でこんがり揚げる。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.250
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