チャーハン好きのチキテオ。週1回のペースで作っております。《焼き飯》風vol.64、《鮭炒飯》vol.258など、あの手この手ならぬ、あの具この味など、さまざまなバリエーションのチャーハンを作ってきましたが、意外に難しいのがこのカレーチャーハン。一般にチャーハンのご飯がぽろぽろになるのは、卵に含まれるレシチンという成分の界面活性作用で、油とご飯の表面の水分とを親和させ、ご飯一粒一粒を包み込むような状態にするから。また高温で炒めるのは、油をさらさらにしてからみやすくすること、具材の水分を飛ばすこと、ご飯からでんぷん質が溶け出すことを避けるなどのためです。しからば、卵を入れないカレーチャーハンの場合は、どうするのか。ご笑覧のほど。
ポイントは以下です。具をあらかじめ炒めて水分を飛ばしておく。ご飯の水分を飛ばし、表面を落ちついた状態にしておく。ご飯と炒めた具(ソース)をあらかじめ混ぜて、ご飯の表面を油分でコーティングし、かつほぐれやすくしておく。
ソーセージ、タマネギ、ニンジン、きのこ、パプリカなど好みの具を1cm程度にカットする。炊き立てのご飯を皿に平らに広げ、しばらく置き水分を飛ばしておく。フライパンを熱して、油を入れ、ソーセージとクミン(ホール)を入れ炒め、脂が出たら、そのほかの具を加え炒める。クミン、コリアンダー、ガラムマサラ、カレー粉、ターメリックなどスパイスとバターを加える。白ワインを加えアルコール分を飛ばし、トマトジュースとウスターソースを少々加え煮詰める。塩で味を調える。フライパンにご飯を加え、炒めた具(ソース)と均一に混ぜる。いったんボウルに取り出して、フライパンを洗い、再度火にかける。煙が立つぐらいに高温にして、ボウルの中身を加え、手早く炒める。パセリや香菜などをかけてどうぞ。
Bon appetit !
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