週末昼麺の第三弾。最近ではすっかりおなじみになったベトナム料理。ベトナム料理が日本で最初に注目を集めたのは、バブル期の1986年にアークヒルズに出来たティムニー&ファウラーによるインテリアデザインの「ADコリシアム」がきっかけでした。エスニックをヨーロッパ経由の「おしゃれな記号」として受容していた時代です。その後、地に足がついたかたちでのベトナム料理の普及は、有元葉子『わたしのベトナム料理』の刊行が1996年、二子玉川「ジャンズ」の開店が1997年など、意外に最近の出来事なのですね。
鍋に水を張り、骨付き鶏肉、つぶしたしょうが、八角、赤唐辛子、長ネギの青いところ、野菜の切れ端(玉ねぎ、ニンジン、セロリなど)を入れて火にかける。沸騰したらアクを取って、弱火で30分ほど煮出し、鶏がらスープの素、塩、ニョクマム、胡椒で味を調える。丼を温めておき、茹でたフォーを丼に入れ、熱々のスープを注ぎ、サニーレタス、もやし、香菜、しそ、万能ネギ、輪切りの赤唐辛子などを乗せて、最後にすだちやライムを絞る。今回は鶏のだしに鶏の肉団子を入れてみましたが、牛肉やアサリのフォーもいいね。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.104
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