日差しの強さに思わずipodでボブ・マーリーをセレクトしてしまうような一日にはこんなジャマイカ料理を。さまざまなスパイスの香り、ライムの酸味、唐辛子の強烈な辛さ、ワイルドな焦げ具合、いかにもジャマイカを感じさせる一皿です。行ったことないけどね。味?もちろん激ウマ保証。本場ではスコッチ・ボネscotch bonnetと呼ばれる赤ピーマンを丸く小型にしたような激辛の唐辛子を使うらしいのですが日本では手に入りそうもないので、青唐辛子とチリパウダーを代用して手づくりジャーク・ソースによる第一回ジャーク・チキン大会の開催となった次第です。簡単ながらスパイスの配合や酸味や辛さのバランスや焼き方などに奥の深いものがありそうなジャーク・チキンづくり、病みつきになりそうです。
オールスパイス、ナツメグ、シナモン、タイム、クミン、ブラックペパー(以上パウダーまたは挽いたもの)、ニンニク、しょうが、玉ねぎ、長ねぎ、青唐辛子(以上荒みじん切り)、チリパウダー、白ワインヴィネガー、オリーブオイル、砂糖、塩、絞ったライム汁(1~2個分)をガーッとフードプロセッサーにかけジャーク・ソースをつくる。ピーマンや醤油やオレンジジュースを加えるレシピもあります。鶏モモ肉をジャーク・ソースに漬け込み一晩冷蔵庫に放置する。本場ではドラム缶を使って炭火でじっくりスモークしながら焼くのだそうですが、都会のキッチンでは高温のオーブンやロースターでせいぜい皮目が焦げるぐらいまで焼くことで我慢しなければなりません。
Plat du Jour vol.92
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