スペインの卵料理というとトルティーリャ(vol.40)が有名ですが、レブエルトと呼ばれるスペイン風のスクランブルエッグもなかなかです。特に、きのこと卵の組み合わせは秋の必須アイテムです。じんわり火が入った旬のしいたけはトリュフ並みの香りを放ちます。具は、ほうれん草、たまねぎ、トマト、海老、ベーコン、バカリャオ(干しダラ)など何でもOK。
マッシュルーム、しいたけを大き目にカットする。フライパンにオリーブオイルを注ぎ、ニンニクを炒める。香りが立ってきたらたまねぎのみじん切りを加え、透明になったら、小さな目に切った生ハム(ベーコンでも良い)、カットしたきのこを加える。塩・ブラックペペーで味を調え冷ましておく。ボウルに卵を割り入れ、冷ましておいた具を加える。別のフライパンにボウルの中身を注ぎ、湯煎しながら半熟か半熟ちょい固めぐらいになるまで木ベラなどで混ぜ合わせる。生クリームを加えたクリーミーな仕上がりのものもいいね。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.204
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今日の一皿《金目鯛のトルコ風紙包み焼き》Kinmedai baked in paper turkish style “Kağıtta Balık”
2021/04/16
その面構えから深海に住まわれていることがわかる金真鯛。脂の乗ったとろっとした食感の柔らかい白身が特徴です。静岡や千葉など近海で採れるので関東ではお馴染みの魚。お馴染みですが、丸ものの金目鯛はいささか高いというのが現実。したがって食卓においては必ずし金目鯛はお馴染みではないわけです。そんなかでアラは安いぜ、お買い得ということで、今回は金真鯛の頭をトルコ風の紙包み焼きに。ぶどうの葉を入れ、白ワインの代わりにトルコの干しブドウから作られた蒸留酒ラクを使うとより本格的だ。サラーム海上さんのレシピを参考に。
金真鯛の半割の頭を軽く流水で洗い、水気を拭いて塩・胡椒をする。広げたオーブンシートの片側に金目鯛の頭を置き、薄切りのタマネギ、4分の1にカットしたミニトマト、小口切りの青唐辛子、小口切りのわけぎ、オリーブ、ケイパーなどを乗せ、さらにバター、塩レモン(今回は塩柚子)を乗せ、白ワインを注ぎ、シートをかぶせて包み込む。220℃に予熱したオーブンで30分焼く。
Bon appetit !
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