煮込みは万国共通の法則に従っているのだと納得させられる一皿。イタリア版では、日本酒がワインに、醤油がトマトソースに、ショウガがニンニクに、砂糖がじっくり炒めたタマネギに変るだけなのだ。日本の居酒屋バーションはこちらをどうぞ。
鍋にオリーブオイルを注ぎ、タマネギ、ニンジン、セロリのみじん切りを色づくぐらいまでじっくりと炒める。牛すじ、肩肉、すねなどの牛肉を大きめに切り、塩・ブラックペパーをして強力粉をまぶす。フライパンにオリーブオイルを注ぎ、牛肉を焼き色がつくまで焼きつける。焼いた肉を鍋に移しワインをたっぷり注ぐ(肉1kgに対して300ccほど)。強火でアルコール分を飛ばしす。水400cc程度を加え、アクを取りながら煮込む。アクが出なくなったら細かく切ったホールトマト1缶とローズマリー2枝を加え、ごく弱火で肉が柔らかくなるまで煮込む。合計で3時間程度か。最後に塩・ブラックペパー、砂糖ひとつまみを加え、味を調える。一晩寝かすと味が落ち着いてさらに旨いね。パルミジャーノを加えたイタリアン・マンシュポテトなどを添える。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.135
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今日の一皿《金目鯛のトルコ風紙包み焼き》Kinmedai baked in paper turkish style “Kağıtta Balık”
2021/04/16
その面構えから深海に住まわれていることがわかる金真鯛。脂の乗ったとろっとした食感の柔らかい白身が特徴です。静岡や千葉など近海で採れるので関東ではお馴染みの魚。お馴染みですが、丸ものの金目鯛はいささか高いというのが現実。したがって食卓においては必ずし金目鯛はお馴染みではないわけです。そんなかでアラは安いぜ、お買い得ということで、今回は金真鯛の頭をトルコ風の紙包み焼きに。ぶどうの葉を入れ、白ワインの代わりにトルコの干しブドウから作られた蒸留酒ラクを使うとより本格的だ。サラーム海上さんのレシピを参考に。
金真鯛の半割の頭を軽く流水で洗い、水気を拭いて塩・胡椒をする。広げたオーブンシートの片側に金目鯛の頭を置き、薄切りのタマネギ、4分の1にカットしたミニトマト、小口切りの青唐辛子、小口切りのわけぎ、オリーブ、ケイパーなどを乗せ、さらにバター、塩レモン(今回は塩柚子)を乗せ、白ワインを注ぎ、シートをかぶせて包み込む。220℃に予熱したオーブンで30分焼く。
Bon appetit !
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