トラーパニはシチリア西端の都市。皮が赤い薫り高いニンニクが名物ということで、これをアーモンドといっしょにペーストにしたのがペストトラパネーゼ。パスタや揚げた茄子と絡めて食べるのだそうです。パスタの場合はブジアーティという螺旋状のパスタが定番とのことですが、今回は手打ちのオリキエッテと絡めてみました。素朴ゆえにリピートしたくなる味わいの一皿。
このシンプルなソースには、多少手間でも手打ちパスタをあわせて、ざらついた表面とよく絡んで、パスタとソースが一体化することにより完成する醍醐味を楽しみたい。ペストトラパネーゼを作る。すり鉢またはフードプロセッサーにアーモンド、ニンニク、セミドライトマト(なければ種を取ったトマト)、塩を入れ摺る。バジルの葉、オリーブオイルも加えさらに摺る。vol.266《生パスタ》の要領でオレキエッテを作る。作り置きして重ねるとくっついてしまうので出来たてを茹でるのがベスト。パスタを茹で水気をよく切ってペーストとよく合える。
Bon appetit !
Plat du Jour vol.493
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